実行事例

2022.04.07

【レポート】
"コロナ世代"を
アートで繋ぐ
「PICFA」のワークショップ
~創造と破壊~

GOAL

GOAL

8.5

TARGET

2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。

GOAL

GOAL

17.17

TARGET

さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

01

リアルな繋がりを
取り戻す一歩。

入学時から新型コロナウイルスの影響で
オンライン授業をメインに大学生活を過ごしてきた
社会福祉学部の新3年生。

従前にあった大学生活の姿を取り戻そうと
社会福祉学部の在学生オリエンテーションでは、
リアルな繋がりをテーマに、様々なプログラムが展開されました。

プログラムのメインには、巨大アート作品づくり
「破壊と創造~みんなをアーっと驚かせる大作戦~」が企画され、
本学卒業生の原田啓之さんと「PICFA」所属アーティストの
安永さんと本田さんがコーディネートをしました。
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02

「好きなことを仕事に」
アートを中心に突き進む
PICFA。

障害福祉サービス事業所PICFAの施設長、
原田啓之さん。

障がい者の皆さんが行なう作業にスポットライトを当て、
「好きなことを仕事に」という思いから
アートを仕事にする支援・普及を促す事業所として
「PICFA」(=PICture+welFAre)を立ち上げました。

佐賀県・きやま鹿毛医院にある診察室を改装したアトリエを中心に
芸術活動が展開されており、官公庁や企業との取引・タイアップなど
精力的な活動が実施されています。

「福祉」や「障がい者」という前提条件を越え、
アーティストそれぞれの感性や技術を生かした
プロフェッショナルな仕事や仕掛けが注目を集める一因になっています。
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03

いざ!
キャンバスへ。

キャンバスのサイズは1m80×10m。
いざ巨大なキャンバスを目の前にすると、
独特の緊張感に自身が包まれます。

それを切り裂くように、いろんな色の塗料を
筆で、刷毛で、自分の手で
塗ったり、飛ばしたり。

はじめは、恐る恐る筆をのばしていた学生も
終わりには、爆発や解放を感じさせるような
芸術表現をしていたのが印象的でした。
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04

それぞれの想い、
キャンバスに
見えたもの。

学生、教員、アーティスト
それぞれの立場を越えて集う空間をつくり、
テーマとしたのは「創造と破壊」。

自分の感性をぶつけ、仲間と交わり合うように
共創された作品には「自由と多様性」が感じられます。

自分の表現を展開しながら、
仲間の表現にも目を向け、認め合う。
そして新しい表現に挑戦する。

上へ上へ個性を伸ばす瞬間を
芸術活動の中に垣間見ました。
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05

アートを中心に、
戻りつつある
光景。

それぞれに仕事を終えて、作品が形になってきた頃、
絵の前には、いくつものグループが生まれ、
新学期への期待を語り合う姿がありました。

「どんな授業をとる?」
「水曜日はどうする?」

かつて当たり前だった友人との履修相談の声が、
少しずつ「日常」が戻ってきていることを感じさせました。
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06

PICFA
アーティストが魅せる
プロフェッショナルな
アート。

PICFA所属のアーティストによって
作品はさらに進化していきます。

学生たちが着色した2枚のキャンバス。
その上から安永さんと本田さん、それぞれにアート作品を描画しました。
下書きなしで、正確に素早く描きあげる独創的な作品づくりは
会場にいた誰しもを驚かせる、まさにプロの仕事でした。

(作品:本田雅啓「美浜日福四足動物」)
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07

アートでつながった仲間。
新しい1年が
はじまる。

PICFAと社会福祉学部のコラボレーションは、
最高の形で完成。
記念撮影をして、ワークショップは終了となりました。

社会福祉への強い志をもって集う仲間たち。
それぞれの目標へ向かって
新しい1年がはじまります。

(作品:安永憲征「日福セクシー」)
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08

PICFAのアートを
あなたも体感。

現在、大手コンビニチェーン「ローソン」との
コラボレーションが展開されており、
淹れたてコーヒーサービス「マチカフェ」の
カップデザインをPICFAのアーティストが手掛けています。

いつものコーヒーに、ほっとする一息に、
PICFAのみなさんの作品を通して
アーティストの描く姿や想いを体感してみませんか。

(2022年3月 情報)


★メディア情報
イベントの様子がNHK名古屋「まるっと!」で放送されました。
下記リンクからご覧ください。
※期間限定公開
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