日本福祉大学が本部を置く愛知県美浜町。
伊勢湾と三河湾の両方に面する海のまちは、
漁業だけでなく、農業も発達しており、
米・野菜・果実を中心とした農産物が
温暖な気候によって育まれています。
美浜町には多くの販売農家があり、
近年では、ブランド果実の創出や
観光と併せたグリーン・ツーリズムの推進など
従来の農業生産+αの新しいカタチに着手しています。
一方で、農業就労者の高齢化や耕作放棄地の増加、
他産業への労働力流出、価格維持や価格競争の犠牲になった
余剰増産物の破棄など、いくつかの社会問題も存在しています。
![実行事例](https://sdgs.n-fukushi.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2022/02/61117835_2224096671017712_4170842978388058355_n-720x480.jpg)
2022.02.24
農業や自然を
支える、つなげる
Good Health Farmの取組み
GOAL
2.3
TARGET
2030年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。
GOAL
12.3
TARGET
2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
GOAL
12.8
TARGET
2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
GOAL
14.1
TARGET
2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
01
地方農業の今と
抱える社会問題
![実行事例](https://sdgs.n-fukushi.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2022/02/2beccf61ea4748b14931ae3bc20a2943-540x360.png)
02
地域をフィールドに。
第2のゼミ
Good Health Farm
農業サークル「Good Health Farm(通称GHF)」は、
農作業を通した地域貢献や自然環境保護、啓発イベントなど
多様な活動を行なっており、
SDGsにもはやくから目を向け、取組みを進めてきました。
GHFには、美浜キャンパスにある社会福祉学部や
教育・心理学部、スポーツ科学部の学生が参加し、
栄養学を専門にする山本和恵助教(スポーツ科学部)が
コーディネートをしています。
学部の枠に留まらない横断的な活動が
学生にとって「第2のゼミ」の位置づけになっています。
農作業を通した地域貢献や自然環境保護、啓発イベントなど
多様な活動を行なっており、
SDGsにもはやくから目を向け、取組みを進めてきました。
GHFには、美浜キャンパスにある社会福祉学部や
教育・心理学部、スポーツ科学部の学生が参加し、
栄養学を専門にする山本和恵助教(スポーツ科学部)が
コーディネートをしています。
学部の枠に留まらない横断的な活動が
学生にとって「第2のゼミ」の位置づけになっています。
![実行事例](https://sdgs.n-fukushi.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2022/02/66111095_655586084943564_902479313242919532_n-540x360.jpg)
03
農業をあきらめない。
従事者を支え、
働く・調理する・食べる
魅力を体感する
基本的な活動は、農業従事者の心身の負担を軽減する目的で行なう
高齢農家や人出不足の農家のお手伝いです。
作業をお手伝いすると、実った農作物をいただけることになっており、
学生の食生活改善と労働力確保を上手くマッチングする仕組みに
なっています。
いただく農作物は、規格外や余剰生産のものが多くを占めており、
農家の方とのコミュニケーションやアドバイスをもとに
上手く調理・活用がなされています。
フードロスを防ぎ、形や見た目に捉われない
農作物本来の味を体感する食育がフィールドワークのなかで
実践されています。
また、学生による地域農業の素晴らしさを発信する取組みもあり、
GHFのInstagramアカウント(@ghf_fukushi)では、
大きな大根やイチゴ、農作業の様子が
#農業女子などのタグとともに発信がなされています。
高齢農家や人出不足の農家のお手伝いです。
作業をお手伝いすると、実った農作物をいただけることになっており、
学生の食生活改善と労働力確保を上手くマッチングする仕組みに
なっています。
いただく農作物は、規格外や余剰生産のものが多くを占めており、
農家の方とのコミュニケーションやアドバイスをもとに
上手く調理・活用がなされています。
フードロスを防ぎ、形や見た目に捉われない
農作物本来の味を体感する食育がフィールドワークのなかで
実践されています。
また、学生による地域農業の素晴らしさを発信する取組みもあり、
GHFのInstagramアカウント(@ghf_fukushi)では、
大きな大根やイチゴ、農作業の様子が
#農業女子などのタグとともに発信がなされています。
![実行事例](https://sdgs.n-fukushi.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2022/02/56915027_2239117832977746_8963338566450695696_n-540x360.jpg)
04
田んぼへの親しみを
子どもたちにも。
どろんこスポーツ大会は、水を張った田んぼのなかで
ドッジボールやバレーボール、
風船を用いたレクリエーションを行なう
健康増進イベントで、GHFが中心となって開催をしています。
このきっかけは、農作業のなかで地元の人から聞いた
「昔、この町でどろんこスポーツ大会をやっていた」という話が
もとになっており、長い時を経て復活したこのイベント。
開催地として使用した田畑や、景品として授与された農作物を通して
子どもたちが農業を身近に感じられるよう、
学生が一生懸命、企画・運営をおこないました。
ドッジボールやバレーボール、
風船を用いたレクリエーションを行なう
健康増進イベントで、GHFが中心となって開催をしています。
このきっかけは、農作業のなかで地元の人から聞いた
「昔、この町でどろんこスポーツ大会をやっていた」という話が
もとになっており、長い時を経て復活したこのイベント。
開催地として使用した田畑や、景品として授与された農作物を通して
子どもたちが農業を身近に感じられるよう、
学生が一生懸命、企画・運営をおこないました。
![実行事例](https://sdgs.n-fukushi.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2022/02/05-1-1-540x360.jpg)
05
海のまち、
海岸をきれいに
ゴミをアートに
GHFの活動エリアは、海岸にも及んでいます。
浜辺のゴミ拾いを中心にしながら、
拾ったゴミをもとにアート展示物を制作するプロジェクトで、
「第三弾 農地と浜で健康ゲット!!」事業として
令和3年度美浜町まちづくりエンジョイぷらんにも採択されています。
新型コロナ禍において、団体活動が制約されるなかですが、
学生個人がそれぞれにゴミを拾う姿が海岸にあります。
団体での活動を通して芽生えた
この町を良くしたい、長く住み続けられる町にしたいという想いが
学生個人の行動につながっています。
浜辺のゴミ拾いを中心にしながら、
拾ったゴミをもとにアート展示物を制作するプロジェクトで、
「美浜町に住んでいるからこそ、
浜をきれいにして、魚貝が住みやすい環境を作りたい
新しい価値を付加したい」
という学生の思いによって、具体化したものです。
浜をきれいにして、魚貝が住みやすい環境を作りたい
新しい価値を付加したい」
という学生の思いによって、具体化したものです。
「第三弾 農地と浜で健康ゲット!!」事業として
令和3年度美浜町まちづくりエンジョイぷらんにも採択されています。
新型コロナ禍において、団体活動が制約されるなかですが、
学生個人がそれぞれにゴミを拾う姿が海岸にあります。
団体での活動を通して芽生えた
この町を良くしたい、長く住み続けられる町にしたいという想いが
学生個人の行動につながっています。
![実行事例](https://sdgs.n-fukushi.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2022/02/water-g5fc1f805b_1920-540x360.jpg)
06
農業の魅力を生み出す
かけ算、
サスティナブルな
第6次産業へ。
農林水産省も推奨する農林漁業の第6次産業化。
1次産業(農林漁業)をベースに
2次産業(食品加工)、3次産業(流通・販売)と
一体的な推進を図り、農山漁村の活用・産業活性化を狙う
新たな付加価値を生み出す取組みです。
今年度から、規定外や廃棄となる農作物と
美浜町の土壌に合うサトウキビの原液を組み合わせた
特産品の開発が進んでいます。
学生がそれぞれに料理やスイーツレシピを考案しており、
今後、美浜町との間で打合せが進められていく予定です。
産業活性化やフードロス削減、観光・移住促進に寄与する
サスティナブルな第6次産業のあり方を求めて、
GHFの奮闘が続いています。
1次産業(農林漁業)をベースに
2次産業(食品加工)、3次産業(流通・販売)と
一体的な推進を図り、農山漁村の活用・産業活性化を狙う
新たな付加価値を生み出す取組みです。
今年度から、規定外や廃棄となる農作物と
美浜町の土壌に合うサトウキビの原液を組み合わせた
特産品の開発が進んでいます。
学生がそれぞれに料理やスイーツレシピを考案しており、
今後、美浜町との間で打合せが進められていく予定です。
産業活性化やフードロス削減、観光・移住促進に寄与する
サスティナブルな第6次産業のあり方を求めて、
GHFの奮闘が続いています。
![実行事例](https://sdgs.n-fukushi.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2022/02/IMG-2306-540x360.png)