実行事例

2021.10.20

"センスオブワンダー"
自然のなかで子どもを育む
森のようちえん

GOAL

GOAL

4.2

TARGET

2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達・ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。

GOAL

GOAL

11.7

TARGET

2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。

GOAL

GOAL

15.4

TARGET

2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。

01

ヨーロッパを起点に
評価が高まる
森のようちえん

森のようちえんは、園舎等の建物内ではなく、
自然とのふれあいの中で、保育や幼児教育を行なう取り組みです。

はじまりは、北欧・デンマーク。
その後、ドイツなどヨーロッパ各地に大きく広がっています。
北欧にはそもそも園舎がない保育園や幼稚園がいくつもあり、
森林の中で感性を磨く大切さを重んじていることがうかがえます。

日本でも2000年頃から少しずつ広がりをみせ
四季や古来の自然環境と調和した日本流の森のようちえんが
全国各地で展開されています。

森のようちえんで育む、自身での気づきや発想、行動のチカラは、
教育の現場や現代社会で、しばしば課題に挙げられる
自主性や自発性、全く新しいものを創る発想力を磨く土台にもなりえます。
実行事例

02

知多半島の魅力とともに
実現する
森のようちえん

教育・心理学部の東内 瑠里子准教授は、
愛知県美浜町にある農園「季の野の台所」を中心に
森のようちえんを展開しています。

子どもたち自身が主体的に遊びを見つけたり、
自然に向き合う活動に熱中したりできる環境を整え、
子どもたちが個性や特性を思う存分発揮しながら
センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見張る感性)を
磨くことを大切にしています。

活動には、東内ゼミ生を中心に農家や自然活動家、
ヨガインストラクターなど様々な協力者の方が参加しており、
ヤギや子犬とのふれあいや野山の竹を用いたドームづくりや工作、
地域で獲れたさつまいもやタケノコの調理など、
想いのこもった活動をすすめてきました。

なかには、ひよこの孵化から育てたにわとりから
卵やお肉をいただく少しショッキングな活動もあります。
これは生命をいただく感謝を言葉ではなく、体験から
子どもたち自身に感じとってもらうもので
森のようちえんだからこそできる大切な取組みになっています。
実行事例

03

保育者・教育者にとっても
新たなやりがいを見つける
きっかけに。

森のようちえんでは、
子どもの主体性を重んじることが重要とされており
保育者や教育者も子どもたちと同じ目線で接することが求められます。

子ども自身の発見や気づきを「待つ」保育や教育は、
従来の手法とは一線を画し、管理も大変なものではありますが、
子どもたちそれそれの成長や身に付けるチカラの幅が大きく、
教育者としての喜びも一層大きいものになっています。

また、地域をフィールドにした保育は
常に地域の方や協力者、賛同者との連携が求められます。
コミュニケーション力や共同で取り組む力を磨くことで
保育メニューの充実や幅を広げていくことがまた
教育者としてのやりがいにつながっていきます。
実行事例

04

おしらせ

秋の森のようちえんがはじまりました。
参加を心待ちしていた子どもたちが集い、
動物とのふれあいや秋の恵みの収穫を行なうなど
充実の活動となっています。

最新情報は日本福祉大学(東内ゼミ)森のようちえんグループの
Facebookページでご確認いただけます。
ぜひ、下記リンクからご覧ください。
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