実行事例

2021.08.20

造形が魅せる
アート×保育の
カタチ

GOAL

GOAL

2

TARGET

2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達・ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。

GOAL

GOAL

5

TARGET

2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。

GOAL

GOAL

3

TARGET

2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。

引用文献等:江村和彦(2020)地域と連携した保育実践報告~造形あそび、工作体験を中心に~(日本福祉大学全学教育センター紀要第8号)

01

創造力を
はぐくむ
アート×保育の仕掛け

教育・心理学部 子ども発達学科 江村和彦教授は、
造形をテーマに知多半島各地の保育園等で
子どもたちに作る楽しさをコミュニティのなかで育む活動を
保育者養成課程の学生とともに行なっています。

子どもたちそれぞれにつくりあげた造形作品を尊重しながら、
最終的にそれらを合体させてひとつの大きな作品にするなど
ワークショップごとに見られる斬新な仕掛けは
保育者や子育て支援の現場スタッフからも
大きな好評を得ています。

自身も陶芸・造形アーティストとして
近年、ロクロ成形とひもづくりを併せて
ロボットや恐竜をモチーフにしたオブジェを制作しており、

定期的に個展の開催も行なっています。
実行事例

02

結果や評価よりも・・
自由に感じる造形
体感する造形

江村教授が展開するワークショップの特徴として
できあがりの結果よりも
できあがるまでの過程を大切にしていることが挙げられます。

「粘土の粉を自分の思うままに・・
 水を入れて全身で滑ってみる、踏みつけてみる」
「カラフルバルーンのなかに入って寝転んだり、走ったりしながら
 透過した色や光を感じる」

つくったり、描いたりする遊びのなかに子どもたち自身の発見や驚きがあり、
その中に溶け込むことが豊かな感性を育むことにつながっています。

制作過程にある驚きや楽しみの仕掛けに全力で向き合う子どもたち。
そこに垣間見える芸術の豊かさ、寛容さは
固定された芸術への価値観をも改めさせるものになっています。

また、危ないからと止めてしまいがちな
のこぎり、金づちを使った作業に挑戦することもあります。

「危険だからと制限してしまうのではなく
 実際に工具に触れてみて、正しい使い方を学ぶことこそ
 子どもたちに新たな発想や可能性をもたらすことにつながる」
と江村教授は意義を語ります。
実行事例

03

学生にもたらす
大きな気づきと
財産

この活動は帯同する保育者養成課程の学生にとっても
貴重な体験になっています。

通常、保育者養成課程において行う現場実習でも
こういった体験ができると思いがちです。
しかし実際には、限られた実習時間のなかで
保育者としての役割や保育支援方法を学ぶことに多くの時間を裂き、
保護者や地域との交流を交えた子育て支援を学べる機会は多くありません。

学生にとって保育実習の前後に子どもたちや保護者、地域の方々の顔を
じっくりと見ながら共に遊び、学ぶこの体験は
実際の現場や子育てにも活かすことができる重要なものになっています。
実行事例

04

=おしらせ=

・2021年8月14日(土) ~2021年8月29日(日)
 安城市民ギャラリー(愛知県・安城市)にて
 江村和彦展「ロボと恐竜 そうぞうの森」が開催されます。
 日々変わる“ロボザウルス”の様子に注目です。
 ぜひ足をお運びください!

・【期間限定でアーカイブがご覧いただけます!(下記リンクからどうぞ)】
 中京テレビ  24時間テレビ「愛は地球を救う」に江村教授が出演しました!

実行事例
Scroll Scroll
Nihon Fukushi University
SDGs Special Site