実行事例

2022.08.04

住民の声をきく。
地域課題を認識する。
協働型のまちづくり

GOAL

GOAL

4.7

TARGET

2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

GOAL

GOAL

11.3

TARGET

2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。

GOAL

GOAL

17.17

TARGET

さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

01

行政×SDGs
あなたのまちの
総合計画にも。

SDGsを意識した取組みは、企業だけではなく、
行政にも大きな広がりを見せ、地方自治体においても
精力的に進められています。

最近では、政府が策定した
「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」に基づき、
行政運営の最上位計画である「総合計画」にも
SDGs
の理念、ゴールなどの要素が盛り込まれています。

社会福祉学部 行政専修の田中優教授とゼミ生、
公務員育成チャレンジプロジェクト生()は、

SDGsを踏まえた協働型の地域づくりを活動テーマとして
対象自治体のまちづくり支援を様々に実施しています。

公務員育成チャレンジプロジェクト・・
 20185月から実施されている公務員を目ざす
 社会福祉学部行政専修1年生を対象にした
 自治体が抱える課題に対して解決策を提言するプロジェクト

実行事例

02

課題は
住民生活の中にある。
課題発見とPBL。

田中優教授は、兵庫県庁での勤務キャリアを持ち、
実務を踏まえた政策理論の研究を進めてきました。

SDGsの理念でもある「誰一人取り残さない社会の実現」のために
自治体職員はなにができるのか、
その第一歩として住民の声に耳を傾けることや、
地域課題への気づきを大切にしています。

より良いまちを創り上げていくためには、
机上の学習に加えて、フィールドワークを通した課題発見や
課題に対して、解決策を思考し実践する力が求められます。

田中ゼミでは、PBL(課題解決型学習)のスタイルを用いて
実社会と机上の学習・理論をつなげる力を養っています。
実行事例

03

学生の目線とアイデアで
地域課題に
リーチする。

愛知県武豊町と実施した地域防災に関する
課題解決提案においては、従来のフィールドワークに
置き換わる形でオンラインワークが実施されました。

コミュニティ防災を支えるには、個人防災力の向上と
担い手の育成が必要であるという認識をベースにして、
武豊町職員や、自主防災組織で活躍する方から
話を伺い、経験や知見を学び取りました。

それを基に学生は、コロナ禍における対応や
防災教育の新しい方法等の課題解決提案を行ない、
その手法は、スマホアプリやオンライン地図ページなど
デジタルの活用を交えたものになっています。
実行事例

04

オンライン時代を追い風に。
遠隔地とも
リアルに思考する。

オンラインミーティングの台頭によって
遠隔地など、頻繁にフィールドワークをすることが
難しい都市においても、柔軟な協働が可能になりました。

大阪府八尾市を対象にしたフィールド実践演習では、
対面とオンラインを併用する形でまちづくり提案が
行なわれました。

住民の方との対話や、
日々、現場でまちづくり課題に向き合っている
「校区まちづくり協議会」の方々とのグループワークのなかで
小学校区という小さな単位でまちづくりの計画策定を検討しました。

その方法は、オンラインでの交流のなかでとった議事録から
「ワードクラウド」と呼ばれるツールを用いて、
課題となるキーワードを抽出し、ニーズや課題項目を可視化したうえで
その原因分析や課題解決方法(考察)を模索するというものです。

解決案の策定に際しては、
行政の政策立案にも採用されている
「EBPM(証拠に基づく政策立案)」を意識し
アンケートや実態を踏まえた根拠に基づく検討がなされました。

※(画像)「ワードクラウド」を用いたキーワード抽出
実行事例

05

関係性を構築しつつ、
あえて
”よそ者” "若者"だから
できる意見を。

検討を経て、学生は
「“知っている”から“参加した”に変化するまちづくり」
「男女のまちづくり参加率を変えて、現状を改革する」
「地域住民の声を反映させることによる、まちへの関心向上」
といったテーマを設定し、様々な提言を行ないました。

あえて、"よそ者"  "若者"という立場だからこそ
思考・提案できるアイデアを大切にして
今後もまちづくり計画の提言が実施されていきます。
実行事例
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