橋本聖子男女共同参画担当相は、性暴力に関する全国のワンストップ支援センターに寄せられた2020年4月〜9月の相談件数が、前年同期比15.5%増の2万3050件に上ったと発表。その背景には、新型コロナウィルス感染拡大の影響があるとしました。
性暴力は身体的・精神的・社会的影響が大きく、医療・看護の基礎知識をもった「性暴力被害者支援看護師(SANE)」が被害にあった人に寄り添い、本人の意思とペースを尊重しながらアセスメントを行い、ケアしていくことが有効です。また、性暴力被害者支援看護師(SANE)という専門職が活躍することで、望まない妊娠の防止や感染症の早期発見、証拠採取による法的支援を実現しやすく、心身の負担軽減、健康の回復、警察への届け出、被害の潜在化防止につながっています。
【詳しくは、下記URLより動画でご覧ください】
https://www.youtube.com/watch?v=6w-oJ6NI4F8
性暴力被害者の約半数は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、その症状は被害者のその後の人生のみならず、虐待・DV・依存症とも深く関わって、次世代にも影響を及ぼします。確立された治療方法とともに、すぐにアクセスでき、より早期に介入できるワンストップ支援センターを拡大することによって、隠れた性暴力被害者を救援することが急務です。